賭博師は祈らない 3巻 感想

   電撃文庫
バースにたどり着いた賭博師ラザルスと奴隷の少女リーラ。
温泉街でしっぽり……といく筈もなく?

 ノーマンズランドでの負傷も癒え、ようやく当初の目的地バースにやってきたラザルスとリーラ。村から付いてきたエディスとフィリーも道連れに、気儘で怠惰な観光を洒落込むつもりだったが、一つ誤算があった。
 温泉とギャンブルが名物のこの街で目下勃発しているのは、賭博を司る儀典長と副儀典長による熾烈な権力争い。バースへの道中で出会った知人からは忠告を受けるも、時既に遅し。
 温泉から宿に戻ってみると、部屋には荒らされた形跡。そして一人横たわる血まみれの少女。面倒事の匂いに辟易としながらもラザルスは彼女を保護する。
 それは、陰謀張り巡らされたバースにおける長い戦いの幕開けであった。


 ということで本来の予定地であったバース編、400P越えのラノベ読むのは図書迷宮以来だったかな・・・今回も安定してニヤニヤできるシーンが多かった。というかジャンルはラブコメだったのか、道理で。手に取るきっかけはギャンブル系するのかな?みたいなタイトルだったし、評判良さげだったからだったけど、読んでみたら思ってたよりもギャンブルのメインは締めの部分くらいで、ラザルスとリーラの2人の関係性や成長を描写したシーンが多いのが印象的だった。2人のキャラの背景が世界観と合わさって割りとスッと頭の中に入ってきやすかったり、応援したくなるところが続刊も買おうと思えた感じかなあと!


  感想

 それで3巻の内容の方なんだけど、いきなりラザルスの半裸のサービスシーン(挿絵は無いよ!)から始まって思わずニッコリ。冬なのに何て野郎だ・・・それでも恥ずかしながらちゃんと服着るの手伝ってあげるリーラ可愛いよ、うん。最初の方は怖くて怯えててその場でできるだけ音をたてないようにしてただけだったのを考えると思わずほっこり。尚、温泉の地なのにも関わらずガウン着用の為以降サービスシーンは(略)。まあ、それはそれで別の良さもあるんだけどね!

 本筋は儀典長と副儀典長との争い。これが又嫌らしいやり方でラザルス達を巻き込んでいく形になっていく。というか"ペニー"カインド最早只の有名人になってて草。で、今巻のキーパーソンになるジュリアナはある意味奴隷みたいな過程で育ってきた為、リーラとは別のベクトルでヤバメの属性持ち。結局それが仇になったのか儀典長乙っちゃったんだけどね。何か若干最後ページ数の関係なのか、争いが解決したその後のお話がさっくりしてたから、今後旅仲間に加わっていくのかどうかは次巻待ちかな?

 個人的に気になった点としては、リーラがその最後のゲームで不在+終章でも出てこなかったので、若干の物足りなさが残ってしまったかなあと。多分ラザルスとの絡みのシーンはいつもと同じくらいだったけど、ページ数が少し多かったのと、最後で全く出てこなかったっていうのが原因かなと。自分的には痛かった・・・

 とはいえ、まだまだ楽しめそうな流れで、2人の成長を見ていきたいなと思うし、これからの作品。コミカライズが決定だそうなので、そっちも原作補完用にありがたく見させてもらおうかなと(コミックウォーカーで公開されるみたい)。


  最後に

 ということで今回はこれでお終い!ラザルスが人間的になれた・・・のはいいけど、それが今後どう影響していってしまうのか、2人の関係性はどう変化していくのか、又ちらほら新しい名前が出てきたりと4巻が楽しみですね。

★満足度:72%