常敗将軍、また敗れる 感想

   HJ文庫
規格外の英雄が戦場を駆け抜ける!圧倒的ファンタジー戦記

「貴様はこれまで父ローディアスと二度、長兄シャルクとは一度戦っているはず。そして、どの戦にも負けた」「しかし、まだ生きている」ティナの声が少し弾んだ。
 世界最強の「ヴァサームントの騎士団」当主の娘、ティナは初陣にて『常敗将軍』と渾名される異端の英雄、ドゥ・ダーカスと出会った。
陰謀に満ちた戦乱の世界で破格の生き様を見せる英雄ダーカスと、その姿を追いかけるティナや姫将軍・シャルナら魅力的なキャラクター達が織り成す一大ファンタジー戦記!


パラグアイ戦あるけど、流石に1点は決めて欲しいよね!
というか下手したら西野JAPAN無得点のまま終わるのでは…?(フラグたてておく)


  感想

何となくタイトルからどういう切り口で展開していくのか辺りの想像はできてはいたし、正しくその通りではあったのだけれども、それ以上に主人公ダーカスのカリスマ性が読んでいて心地が良く、そういう意味でも安心して読めたと思う。

そんなわけで結果だけ見れば常敗なんだけど、最終的には命令をしっかり遂行できるという意味で名将であったダーカス。彼の読めない指揮や行動に対し、反発した王女サイドの発言等が悉くフラグになりながら彼の思惑通りに物事が進んでいき、最後は無事小国を護る事を叶えた。しかし、そこまで辿りつく道のりは遡る事12年も前から始まっていた…!という単なる裏で俺TUEEEだけではなく、しっかり計画されていたルートがあったというのは読後感としては非常に良かったな、と。評判も良かったので手を出してみたけれども、成程納得というのが一番の感想です。

しかしながら全体を通して振り返ってみると、常敗将軍故に真の敗戦は認められない、というのもあったのか展開全てがダーカス達の思惑通りに動いた辺り、もう少しダーカスを困らせる展開を組み込められていたらもっと面白くなったのではないのかな?とも。まあそれにしても3章の終わりのシーンみたいな若干狙った会話劇も、中々どうして印象が悪くなく、寧ろ微笑ましく読めたのは彼のキャラ付けが最初からしっかりできていたからなので、2巻以降は今回掘り下げが少なかった王女辺りにもスポットをあててうまく展開されていくのを期待という感じで読んでいきたいですね、以上!

★評価:80%