魔王学院の不適合者 2巻 感想

   電撃文庫


あらゆる理不尽を粉砕せよ!暴虐の魔王が刻む軌跡――第二章《魔剣大会編》

魔族を統べる《七魔皇老》アイヴィスを偽りの魔王から解放し、ひとまずは平穏を取り戻したアノス。そんな折、魔王学院デルゾゲードに《錬魔の剣聖》と呼ばれる転校生が現れる。
時を同じくして魔族最強の剣士を決する《魔剣大会》の開催が近づく中、なぜか《不適合者》のアノスが、件の転校生と共に選手として推薦され――?
不適合者を貶めたい小物のくわだてか、偽りの魔王が仕掛けた陰謀か。いずれにせよ、魔王の採るべき道は一つのみ。
迫り来る謀略を、あらゆる理不尽を粉砕せよ! 暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡――第二章《魔剣大会編》!!


魔剣大会編という名目だったけど、実際はその裏で動いているアヴォス中心に?皇族派が、仕掛けてくるお話。しっかりとアノスに対しての強さを理解した上で敵も動いてくるので、アノスの俺TUEEEの説得力だったり爽快感は前回よりも上がったかなと感じた。

アノスもアノスでただ単純に俺TUEEEするだけじゃなくて、転生前には経験することが無かった家族への感情だったり、仲間へのリスペクトも(これは元々あった感じはあるけど)描かれているから、好感度は高い。1巻で少しうざいなーって思ってたアノスageモブ要員は、ファンクラブという形で皇族派に反対する統一派としてまとめられ、応援歌まで出てきた時にはもう一周回ってこれはこれでいいんじゃないかなとも思わされてしまった。でも応援歌の歌詞は恥ずかしくて活字越しでも中々直視できないなこれ…!ベタだけど、母親が襲われてキレるシーンだったり、父親が想いを込めて鍛えてくれた剣を称える形で大会を締めたのも読後感良かったと思う。

七魔皇老も半分以上消化したし、次巻で大きな謎に直面するらしいから、中々楽しくなってきそうな雰囲気はあったり。やっぱり眷属よりも種族間の抗争になってくるのかな?ネクロン姉妹ヒロインズがおまけ程度の出番で空気だったけど、1巻よりかは全体的に楽しめた印象。

んまあ、強いて言うなら魔術だったりの根源だったり《》の仕組みが分かりにくいなあって感じる。読んでてイマイチピンとこないというか、想像しにくいというか、どこが同列でどれが別物なのか分かりにくいというか。そこら辺は個人の解釈具合によって違うだろうし、何となく雰囲気理解してれば、これから読み進めていっても別段影響はないのかな…?良くも悪くもあの作品と似てるって感じ!

3巻も発売が確定していて秋頃刊行予定だそうで、コミカライズも始まっていて結構推されてる感はある。やっぱりWEB発だと固定の作品ファンが買ってくれるし、応援してくれるから強いなあ。そんなわけで3巻も出たら買うよ、以上!

★評価:78%