青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない 感想

   電撃文庫


<あらすじ>

2018年10月TVアニメ『青ブタ』放送開始!! シリーズ第9弾!

三月に入って、三学期も残り1ヶ月。いよいよ迎えた麻衣の卒業式当日。
「おじさん、だぁれ」
七里ヶ浜の海岸で麻衣を待っていた咲太の目の前に、子役時代の麻衣にそっくりな小学生が現れて!?
一方、花楓の一件以来、別々に暮らしていた咲太の父親から電話が……。
「母さんのことなんだが、花楓に会いたいと言っててな」
それは、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、長いこと入院していた母親から届いた「会いたい」という願い……。
家族の絆、新たなる思春期症候群の前触れ――急展開をみせるシリーズ第9弾!


ラノベでここまで丁寧に親子間の描写するのって珍しいよね(?)な感じだったけど、すごくほっこりするような内容で、安定の面白さでした。バイアスかかってますが笑。

珍しいといえば、アニメが今ちょうど放送されてて既に1話は観たんだけど、OP担当が割とラノベ原作アニメではあまり起用されないタイプのバンドの方で(他だとBORUTOとか)、割と新鮮で印象的でした。音楽興味無い人だし、アニメでしか曲とか聞かないからそう思っただけかもしれんけど…

時間軸は咲太が高2の3月で進むんだけど、梓川家の家族間―母親と咲太との関係―の最後のわだかまりを解決して、その後は1年一気に時が進んで、大学入学。そして、次のお話へ…という事で、何だか少しあっさりな高校生活の〆方だった感はあったんだけど、これから始まるであろう大学生編に向けて、「霧島透子」「赤城郁実」「ランドセルガール」と、これからの重要人物になってきそうな伏線がチラホラ見受けられたので、今後の展開も気になるような内容の9巻。思春期症候群によるアプローチの仕方が、1巻の咲太→麻衣さんと対になるよう形で、麻衣さん→咲太だったのがとても良かった。

以下、あてにならない考察↓
「ランドセルガール」に関しては、咲太の心の弱さ、幼さによって無意識に生み出した存在。麻衣さんの姿なのはその方が素直にお話ができるからと、咲太は結論付けていたけれども、まだ残り続けている以上何かしらそういう問題が残っているという解釈でよろしいのかな?…というか大前提に大学生になったので(一応)、そろそろ思春期卒業する時期な気が。んまあ、そこら辺はそもそも明確に定義されているものではないし、それこそ大きな問題には発展しないタイプだろうから、個人的には軽い構えでいいと思う。

「霧島透子」に関しては、今の所ほぼノーヒント。翔子さんが知らない以上、あの出来事がきっかけで助かった(あるいは何かしらの露出するきっかけになった)んだろうけど。んー、そしてもう1人の咲太が残した”霧島透子をどう思う?”で余計に分からない…あの短い期間でわざわざその人名を残した以上、今回出てきたもう1つの世界線で霧島透子は認知されてたのかな?

「赤城郁実」に関しては、正直ただのストーカーじゃ…と一瞬思ったけど、高校は別だったんだよね。でも、もう1つの世界線では高校も同じだった。間違いなく咲太に矢印向いてるんだけど、どう関わってくるのかは推測するのも難しい。

と、全く何の情報にも成りえなかったけど、楽しませてくれる要素がどんどんでてきて10巻以降も楽しみになってきた…と思う。不穏ではあるけど、不安な展開になる感じはしないので、安心してこれからも読んでいって大丈夫…だよね?とりあえず暫くはアニメの方楽しみたいなと思います、以上!

★評価:85%